2005/03/15

気合い朝礼

真剣勝負の「気合い朝礼」

「6月4日月曜日、気合い朝礼をはじめます。礼っ!」
 朝8時、はりつめた空気の中、進行役の榊將美専務が合図の声を響かせる。  約80名の男性社員たちは深く一礼し、「よろしくお願いします!」と大声で答える。
 榊専務が「本日の気合い担当」を指名。抜き打ちである。
 指名された社員は専務と至近距離で向かいあい、互いに睨みつけるほどに目と目を見合わせ、その状態のまま気合い入れがはじまる。


 力の入った専務のかけ声に「ありがとうございましたぁっ」と腹の底から声を出して答える気合い担当。
「よぉーし!」「ありがとうございましたぁっ」  このかけ合いを繰り返したあと、今度は気合い担当の指揮で、2人1組となって同じように気合いをかけ合う。
 地鳴りのように響く気合い入れは、相手の目に向かって自分の元気を注ぎ込もうとしているようにも映る。
 声の出方や姿勢をチェックしてまわる専務。できていない者には厳しい注意がとぶ。
 この熱気からか、なかにはメガネを曇らせる人も。


 気合い入れが終わったあとは、みな肩で息をするほどの激しさ。見ているほうも、おのずと力が入る。
 外から見れば体育会系か、それ以上だ。これが朝礼かとも感じる。だがこの風景を見るだけで、ソクハイの全社員が間違いなく一つの方向を向いていることがわかるのだ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

すごいね!これは軍隊以外のなにものでもないというか異様だね。狂信的カルト教団かなにのよう。怖い怖い。ドイツ(フランクフルト・マイン)で働いてたから、家族を第一にマイペースで働くのが普通と思ってたから・・・
こんなことして働いても日本という国は、街は汚く貧しく緑は少なく、人々は夜遅くまでこき使われヘトヘトになり家族の寝顔だけ見て、翌日はまた満員電車に揺られ・・・やり切れねないね・・この国の人は何のために生きてんだろうと思っちゃう。とにかくこんな異様な会社、ドイツはおろか、全欧州見渡してもねーよ!

ショートショートショート:遅刻のいいわけ

 「遅いな~どんだけ待たせるんだよ」 「ごめん、電車に乗ろうとしたら間に合わなくてさ」 「それでこんなに遅れたのか? 一本乗り遅れるくらいならこんなに遅刻しないだろ」 「いや、次の電車乗ろうとしたけどリズム合わなくて」 「大縄跳び感覚で言うな」